バットマンとジョーカーの対決を描く『ダークナイト』◆週替わりオススメmovie【Rakuten TV】(2020/7/4)

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バットマンとジョーカーの対決を描く『ダークナイト』 こんにちは。三度のメシより映画好き！シェフ聡27です。 今回は今年の９月公開予定の映画話題作『TENET テネット』の監督クリストファー・ノーランの作品から『ダークナイト』をご紹介します。 『インターステラー』 や『ダンケルク』など内容の濃い映画を撮る監督です。 『バットマン ビギンズ』『ダークナイト』『ダークナイト ライジング』の三部作の真ん中なのですが、『ダークナイト』を選んだ理由は、今年の話題作の監督であることともう一つ、 直接的に繋がっている作品ではないのですが、昨年大ヒットした映画 『ジョーカー』と『ダークナイト』という順番で観てみたいと思ったからです。 制作は『ダークナイト』が2008年ですからかなり前ですね。『ジョーカー』はジョーカー誕生が語られた映画でした。 以前こちらでも書いたので興味のある方はそちらの記事もぜひ。 さて『ダークナイト』でジョーカーを演じていたのはヒース・レジャーでした。 残念ながら、彼はこの作品が公開された2008年に処方薬の過剰摂取で亡くなってしまいました。 ダークナイトでのジョーカー役の怪演は伝説です。アカデミー助演男優賞など選ばれていました。 『ジョーカー』の方ではホアキン・フェニックスが見事に道化を演じておりました。 鳥肌の立つ演技は圧巻です。アカデミーでもヒース・レジャーに対して「僕がここに立っているのは僕の敬愛する役者であるヒース・レジャーのおかげだ」とスピーチしています。 その言葉通り、あのヒース・レジャーのジョーカーに、ホアキン・フッエニックスのジョーカーがすごくリスペクトしているのを多くの人達も同じように感じたのではないでしょうか。 さてさて『ダークナイト』は初めからインパクト大で強烈な個性のジョーカーが登場します。 銀行強盗のシーンは緊張感がたまりません。 テレビシリーズの『プリズン・ブレイク』 の刑事役だったウィリアム・フィクトナーがちょっと出ているのですが、この緊張感のある映像の影の立役者です。 数分の登場シーンでしたが、つかみが最高でした。 バットマン役はクリスチャン・ベール。最近は先日記事に書いた『フォードvsフェラーリ』 で主演を務めていました。 彼の役に対する向き合い方は正にプロの中のプロ、クールでカッコイイ。ジョーカーとの対決シーンは特別なものを感じました。 凶悪で頭の回転の早いジョーカーは、相手の一本先を行っていて相手の懐へ入ってきます。 ゴッサム・シティの刑事はゲイリー・オールドマンという渋かっこいいオヤジが出ていのですが彼とバットマンはジョーカーに振り回されていきます。 ジョーカーの行動により感情的になっていくバットマンが人間臭いダークヒーローで単純なヒーローものでないと感じます。 爆破シーンも芸術的でジョーカーの背景で起こる爆破シーンは絵になります。この映画のシーン一つ一つが脳裏に焼きつく感じです。 僕達はヒース・レジャーのジョーカーの演技に飲み込まれていく感じです。 ジョーカーの相手をおちょくるような戦法は、気がつけば善人を悪人に変えてしまうほど巧みに計算されているのです。 そしてバットマンやゴッサム・シティの人々はジョーカーに究極の選択を迫られ目が離せません。 心に闇を持つバットマンとジョーカーには青白いゴッサム・シティの夜が似合っています。 華やかさや暴力的な部分、街の緊張感が画面からひしひしと伝わってくる様は、ただのアクション映画ではありません。 人間の名誉、欲望、正義、怒り、愛情、憎しみ、喜びと裏切りが入り混じり、それぞれのキャラクターが信念を持って行動しているところに良くも悪くも生きるパワーを感じます。 そしてメカもすごい。『007』 や『ミッション：インポッシブル』 などに通ずるような秘密の武器から、重厚なバットモービルがカッコよすぎて震えます。 このバットモービルのカーアクションは予想を遥かに超えた演出に拍手喝采です。久しぶりに観て、改めてすごい作品だと感じました。 ぜひ『ダークナイト』の重厚なストーリー、バットマンとジョーカーの因縁の対決を体感してください。 そしてヒース・レジャーとホアキン・フェニックスのジョーカーのそれぞれの演技に引き込まれてください。 シェフ聡27・・・3度の飯より映画好きなフレンチシェフ。

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